我が家のインターネット戦争

  ウチは家中がコンピュータだらけ。コンピュータがノート・デスクトップあわせて9台もある。私はMachintoshを2台、他はすべてwindowsで父が6台、そして双子の妹が1台持っている。母やもう一人の妹には、父のパソコンが割り当てられていて、皆それぞれコンピュータを使っている。そんなわが家にはインターネットというものが不可欠だ。インターネットにはどの部屋からもモジューラケーブルで接続できるようになっている。しかし一度に一人しかつなげないため、毎晩インターネットをめぐって、激しい戦いが起きるのだ。
 毎晩テレほーだいサービスの時間がやってくる。昼間はのんびり接続できないので、インターネット好きはみなこの時間が待ちどおしい。これは、夜の11時から朝の8時まで月額固定で特定の電話番号にアクセスできるというサービスなのだ。
 だから夜はのんびりかまえてはいられない。我が家でインターネットに特に熱狂的なのは私と父である。私がもたもたしていると、父に回線を取られちゃうからなのだ。毎晩10時を過ぎる頃から、私は時計の針ばっかりみている。そして、父がなるべく時計に注意を引かないようにする。『インターネット』なんていうワードも禁物。そうして、ようやく11時がやってくる。すると私は抜き足差し足で、父がいない部屋に行き『Connect』ボタンを押す。「おおっー、気付かれてないぞ。やったっー、接続成功。」このまま、調子がいい日は2、3時間インターネットができる日もある。しかしほとんどの場合、喜んだのもつかの間、10分ぐらいで「ぶちっ。」と音がする。「くっそー!!」これは隣の部屋で父が接続してしまって、私は強制切断されてしまったということなのだ。こうして私のインターネットタイムはあっけなく終了。「あーあ。また明日があるさ。」と諦めて、枕を涙で濡らしながら眠た夜が幾度あったことか。
 しかしたまには父に抗議することもある。「あたしもちょっと繋ぎたい。」と訴えると「おまえが、なんがインターネットにつなぐ必要があるか。早よ寝ろ。」と返される。しばらく争って、たまに私が回線ゲットできることもあるが・・・。
 そういうわけで、私にインターネット天国が訪れるのは、父が仕事で留守かまたは珍しく早く寝たの時などだ。こういう時は、私はインターネットを満喫することができる。しかし、そんなときに限ってまた邪魔が入る。妹が繋ぎたいなんていいだすのだ。だけど私は長女で妹よりエライわけである。「あんたが、つなぐ必要あるんね、早く寝り。」と一発言ってやる。父が私にそうするように。弱肉強食、そういう仕組みになっているのだ。
 こんなインターネット回線の争奪戦に疲れた時、ルーターつきのISDNだったらなあとつくづく思う。これにすると、スピードも早くなるし、一回に複数の接続ができるからだ。しかしこの話を持ちかけても、「ISDNやら、まだ、いらん。」と父に一言で却下されてしまう。ああ、いつかは我が家にISDNがやってくるだろう。
 とはいえ、我が家はこんなふうに争奪戦ばかりしているわけではない。みんなで一つのパソコンに向かってインターネットすることもある。それは、父のホームページを見るときだ。中でもみんな目が離せないのはゲストブックで、たくさんのファンの人達の書き込みが毎日ある。中には『陽子さんが○○という雑誌にモデルで出てましたね。見ましたよ。』なんて書いてあったりするので目が離せない。
インターネットはいまや我が家になくてはならないものなのである。
/次回は私がどんなインターネットをやりよるかをお送りするけんね。