YOBE.COM-SPECIAL ISSUE
BONJOUR DE PARIS


#04 オーディションは大変だ
1999年6月15−18日

オーディションに関して15−18日の間の出来事

あの最初の時以来、私は一人でオーディションにでかけている。 もうだいぶ慣れたといいたいところだが、まだまだです。 毎日の私の日課は朝10じにMiss-Kに電話をし、エージェントへ行く。そこで私は今日のスケジュールペーパーをもらう。 それには、いつも4、5このオーディションとその住所が書いてある。 パリはそれぞれの通りに名前がついていて、通りの名前をパリの地図ブックで辞書の様にひき見つけ出せるようになっている。 オーディションの間隔は30分から1時間見てあるのだが住所を地図で探しながら回るのは一苦労だ。 日本でさえ、オーディションには方向音痴なのでいつも大変なのに、パリという異国の土地で、そんな私が軽々回れるわけがない。 メトロを降りてからが問題。地図を見ながら、正しい方向に向ってるはずなのに、間違ってしまう。おかしいな、と思いつつ 歩き進んでしまうと、その結果とんでもなく間違った方向に進んでしまっているのだ。そこでようやく、人に尋ねる。 すると色々な人がぜんぜんバラバラの方向を教えてくれるのだ。そのたびに私はあっちにいきこっちにいきすることになる。 だんだん約束の時間に間に合わなくなってくると、私は身をふりみだして走りまわる。気がつくと約束の時間はとうに過ぎている。 ようやく到着。汗だくだくの状態で。 いつもこんなんでいいんだろうか、と思う。綺麗さっぱりのみなりで、「ハァーイ」と行きたいところだけど、そうはいかないのだ。

18日の日は大変だった。 オーディションの途中でスケジュールペーパーを落としてしまった。
私はエージェントを出ると、のこされた3つのオーディションに向っていた。 この日のスケジュール=オーディション2つ>エージェントへ>オーディション3つだった。 午前中のオーディション+エージェント訪問でもうすでに私はへとへとだった。 だからぼんやりフラフラしてたんでしょうね。午後にまわる3つのうち、一つ目のオーディションはよかったんだけど、その次の オーディションの場所を探している途中で気がついたらスケジュールペーパーがなくなっていたのです。 とりあえず、Miss-Kに電話をして、オーディション場所を聞こう、そう当たり前のことを思いついて私は しまった!!と思ったのです。 電話でフランス語の住所を教えてもらっても、私にそのつづりが分かるわけないじゃないかということがまず一つ。 次にこのときややこしいことに、今いる場所は私はスケジュールペーパの順番からいくと2番目をとばして3番目のところのすぐ近くにいるということ。これが、2つめ。それを私の不自由な英語でうまく伝わるだろうか。 めんどくさい事だった。なんてややこしいんだろう。一体Miss-Kは私の言うことを理解してくれるだろうか。 なぜ私が、2番目に書いてある訪問は後回しにしようと思ったかというと、この2つまったく同じ指定時間だったので、 私のホテルに近い場所を最後の訪問にしようと思ったからだったからだった。 とにかく、この日本語でもややこしい話しを私は死ぬほどがんばってMiss-Kに説明した。 はじめMiss-Kは「I don't understand!!」と言って、それでも私ががんばってると「you must come back to the egency now!」と 返してきた。そんな!もう直前まで来てるんだってば。「so, where are you?」通りの名前を言ってもダメだった。 ちゃんとしたフランス語の発音で名前が読めないんだから。「which one?」訪問先の名前をあれこれ読まれても分からない。 覚えてないよ。そんなの。見ないと分からないんだから。うーん、私は返事に困っていた。 彼女はいらいらしながら、強く繰り返した。「you must come back to the egency now!」って。今にも電話を切りそうだった。 私は思い切って強く出た。「Listen!」そしてもう一度はじめから言った。「I lost the PAPER!」すると彼女はようやく分かったようだ。 「Oh! You lost the paper?」そして私は今いる住所を注意深く発音し伝えた。するとようやく彼女は理解し、 このエージェントはすぐそこよ。といって正しい住所をアルファベットで教えてくれた。Yes!ようやく分かってくれたか。 でも、まだ終わらなかった。彼女はじゃ、これですべて今日の訪問は終わりね、というからそうではないということを 説明した。そして、私は今からいく目の前のオーディション先に、私がなくしたスケジュールペーパーをFaxしてほしい、 と提案した。電話を切ると、私はその場にしゃがみこんだ。本当に大変だった。こういうとき私の英語が流暢に話せたらな、と思った。 あと、スケジュールペーパーはもう2度となくさない、と心に決めた。 このあと、私は無事次のオーディション先でFaxを受け取った。もう安心だ。次の訪問先も分かる。 オーディション会場を出ると私はすぐにFaxを受け取ったことをMiss-Kに電話で伝えた。「Ok!Perfect!」という声が返ってきた。 ああ、よかった。

----ようべ a.k.a YOKO AYUKAWA 6・22wrote

写真

Photo01 オーディションで回っている途中でエッフェル塔に突然遭遇しました。嬉しかったなあ。
Photo02 
木陰からみるエッフェル塔もなかなかでしょ。
Photo03 
ハイウェイとエッフェル。
Photo04  エッフェル塔のながめが美しい並木道はとても気持ちいいです。大きな木だなあ。

 



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