YOBE.COM-SPECIAL
ISSUE
BONJOUR
DE PARIS

きのう14日(月)は初のオーディション周り。 とても気疲れしたのでホテルに帰ってくると、7時ごろでしたがご飯も食べずに 寝てしまいました。今は朝がた、5時。おなかぺこぺこで目がさめた。いま夕食を作
りながら書いています。言い忘れてたけど二日目からもう自炊してるんですよ。 きょうはスパゲティナポリタン風。
嬉しいニュースがあります。BIBAのオーディションに受かりました。 初ののオーディション周りから帰って、私はホテルの部屋で一息ついたところに さっそくエージェントのMISSーKから電話が入りました。
「Hello.YOKO?」そして今日はどうだった?FUN?って。「楽しかったけど疲れました。」と答えると、 彼女はそれに答えず、続けました。「受かったのよ!BIBAよ。」
私はあまりに突然だったので動揺してしまい「Yes.」と返事をするのがやっとでした。 やったーすごいやーーーん!!
そのわたしの初めてのオーディションの一の報告をします。 10時にエージェントに行くことになっていました。昨日もドライバーが迎えに来てくれました。
前回持ちかえってきた契約をエージェントに提出 するということしかその日のスケジュールは私の頭には入っていなかったのですが、彼が「今日はオーディ ション周りを一緒に行くんだよ」と言いました。もう、オーデションかと私は驚きました。
エージェントで、私はさっそく新しいブックを提供されました。 ブックを手渡されるとパリでモデルとしての生活がスタートしたのだとを実感しまし た。それも天下のXマークが描かれたブックですから、最高です。いえーい!!
エージェントのみんなが私の日本から持ってきたブックを写真をすべてとても評価し てくれていることを、日本の一緒にお仕事した方々にお伝えしたいです。初めての
ブックには日本の写真の中からエージェントが選び抜いたわずかの写真がしか入っていま せん。私は新人なのでブックのほとんどはこれから作るページとして空にしておかなけ
ればならないからです。自慢の日本での作品達を味方に私はエージェントを後にしました。 今日はこれから一日目にして車で7つものフォトグラファーやキャスティングを回るのです。
この日のドライバーは私と同い年の青年です。名前はロダンといいます。車はめ ちゃくちゃ汚くて居心地よいです。フランス語のRap Musicを延々ラジオか
らでかい音で鳴らしています。でもフランス語はレゲエの方が好き。Miss−Kに もらってきた今日のスケジュールの紙をみながら移動します。はやっているクラブ、
とか教えてもらいながら私はパリの町に見入っていました。今日訪問するところが 私はすべてがどんなところかはよく分かっていないのだけれど、どうやらすごいところ
ばかりの様。目に入るパリの町並みがとてもまぶしく輝いていました。
一つ一つのオーディション、顔見せはほとんどが同じ調子で進んでいきました。 2つめにはピーターリンドバーグの事務所にも訪問しました。彼はいませんでしたが。
それぞれの訪問がロダンが次はシャンゼリゼだよ、と行った具合に車を走らせてくれ、 車をそれぞれのマンションの前に止めてくれ、じゃ、行ってきます と私はブックをもって一人出て行きます。そして私は入り口の番号キーを入力しマンション
の中に入っていき(ここでよく分からなくていつも通りがかりの人に助けてもらいま した)、エレベータに乗る。いざ部屋のまえにつくと、インターホンで「ボンジュー
ル、アイアム ヨウコアユカワ フロム 〜。」という。 この言葉を今日は7回も言ったわけです。 オーディションや顔見せ自体は日本と同じです。挨拶をするとすぐに相手の人がブッ
クを受け取り、私はそのまえで突っ立っています。彼等はその間にちらちら私をぬす みみてはブックに目を通し、私はいつもその間どんな顔をして立っていればいいのか
分からずどぎまぎしています。 ブックを見終わると、ハイおしまい、さようならといわれ私はそこを後にします。わ ずか2,3分の出来事です。まあ、モデルという職業はこうやって営業マンにもなら
なくちゃいけないわけです。そして、大体はむこうが来いといったからといって、来 てくれてありがとう、なんて労をねぎらってもらうことはありません。あくまで、
会ってやったということで、さっさと追い返されるわけです。
訪問の中で一番たくさんのモデルに遭遇したオーディションは、最後に訪問した BIBAでした。狭い通路までびっしり40人ぐらいいました。日本でもよくこういう
風景に出会いますが、こんなにたくさんのモデルが全部外人だし、むこうからしてみれば私が外人だしとい う光景でした。その外国人である私は、すぐになにやらこそこそうわさされます。
私が理解できる範囲で聞き取れたのは、「彼女は日本人だろうか,いやわからない」といったような 言葉でした。道を歩いていてもよく耳にする言葉です。しかし、言っている言葉が
ほとんど分からないだけにそういうときはなんだか孤独感を味わってしまいます。 見ているとモデルの様子はみんな日本と同じですぐ友達を見つけてグループになって
話しています。ブックを見せ合ったり、どうやらボーイフレンドの話でしょうか、 なんだか盛り上がっていて楽しそうです。私は一人浮いているような気がして落ち着きませんでした。
だからこのオーディションは特に緊張してしまいました。真っ赤になって下ばかり見て しまっていた気がします。このオーディションを終えた時には私はさすがにため息が出ました。
あー疲れた。
車に戻ると、ロダンが笑顔で迎えてくれました。全部おわたっぜ! 彼のおかげで私にもやっと笑顔が戻りました。 これからどこか行くところがあったら、行ってもいいんだぜ。本当?やったー!
「じゃ、サンジェルマンに買い物に行ってホテルへ!」 OK!彼は元気よく車を走らせました。外は7じをすぎ夕方の日差しになっていました。 サンジェルマンの小さなかわいいブティックへ行き、私は母に頼まれていた香水を買うと、
私はうとうとしながら車に揺られホテルへと帰って行ったのでした。
追加;
移動中ロダンは日本の字が好きなんだといっていた。だから私はしばらく考えていました。 筆ペンももっているし、なんか書いてあげたいな。ふと、気がつくと私は居眠りしていました。
ホテルに着いたよ!との声。そのとたん私は思いつき、筆ペンを取り出すと彼に言いました。 I give you your name in japanese
charactor!彼は「本当?」といってわくわくしながら、 見ていました。私は彼に「路男(ろだん=ろ・おとこ)」と楷書で書き、「A MAN on the
ROAD!」と説明しました。 タクシードライバーにぴったりでしょ。彼が喜んだのは言うまでもありません。
----ようべ a.k.a YOKO AYUKAWA
写真
Photo01 いえーい、ブックだよ。記念撮影。
Photo02 車の中から見た凱旋門。大きいなあ。
Photo03 この人がそのドライバー。
Photo04 今日の夕食ナポリタン風ようこ流スパゲッテイ。おいしかったよ。ベーコン&バジル&ホールトマト。