YOBE.COM-SPECIAL ISSUE
BONJOUR DE PARIS


#02 エージェントにさあいこう
1999年6月11日

今日はとうとうエージェントに行ってまいりました。 3時に昨日と同じドライバーのジャックが迎えに来てくれ出かけました。 洋服はさんざん悩んだけれど、黒のよそいきパンツにプチバトーのお気に入りの 紫のTシャツです。労働ビザを発行するのにひつようなパスポート、それから私の日本での ブック持参するようにいわれていました。忘れない様にしないとね。 エージェントはパリの中心部、Rivoli Avenueという通り沿いにあります。 通りの向い側にはチュイルリー庭園という緑が美しい大きな公園があり、それの両側には コンコルド広場とルーブル美術館があります。こんなに名所が集まっているのですから, 観光客が多いはずです。なんだか恥ずかしいガイドつきの団体の日本人観光客もたくさんいます。 私はジャックと一緒に1階には値段の高いおみやげやが立ち並ぶ豪華な巨大マンションの中に入っていきました。 よくヨーロッパの映画に出てくるようなガラスの引き戸の二重扉のエレベータに乗って上がります。 これは日本では味わえない恐怖。こんな危なっかしいエレベーターに乗るのもここならではです。 階段で歩いてあがる方が早いと思えるぐらいスローリーでそしてガラスがギシギシ音を立てながら ゆらゆら頼りなく上がっていくからです。いつたずなが切れて落ちてしまうか分からない感じです。 ともかく、フロアに到着、フロア全部がエージェントです。 私の背丈の2倍もの高さのある木造の重たい扉を押し開けると、 私もはるばる日本からやってきましたという顔つきになり、気が引き締まりました。 入り口には他のエージェントからモデルの面接にやって来た若者たちが前回と同じように待ちぼうけを 食らっていました。私とジャックはそれを横切って中に入っていきました。 壁にずらりとならんだざっと50人ばかりの看板モデルのコンポジット、そんな接客室を通りぬけ、 デスクの並んだ大きな部屋へ。じゃーン。HELLO!とうとうやってきました。 私の姿を認めると担当のMissーKは驚きの声をあげ私に笑顔で歩みより Welcome to the Paris!!とキスをしてきました。そして、せわしなくまた席についた かと思ったら突然立ち上がり手をたたいてEverybody Look!Here is Yoko !という声。 私はびっくりしたのと同時に嬉しくなると、デスクに座っていた6人ばかりがいっせいに立ち上がり私に挨拶 をしに笑顔で歩み寄ってきました。 一人一人が自分と私との関係を築いていこうとする態度で接してくれます。いいエージェントだなあ、と思いました。 それから、MissーKはエージェントのすべての人たちを紹介してくれ、すべての部屋を残らず案内して くれました。とにかく広い。一人でうろうろした時はもとの部屋にどうしても帰れなくなって 迷ってしまいました。それぐらい広く部屋がたくさんあるのです。 また一つ一つの部屋にそれぞれ部署があって数え切れないぐらいの人間が働いています。 アート部署というのもあるのです。2人ぐらいがモデルの写真を扱っていました。少なくとも30人はいるみたいです。 どの部屋にも一人一人にコンピュータがありました。すごいではないですか。 もっとすごいことが分かりました。 Miss−Kの部屋はデスクにキーボードだけがのっていてみんな モニタのないデスクでかちゃかちゃやっています。いったいコンピュータは どこにあるのかと思ったらデスクがガラスで出来ていて、デスクのしたにモニタがい い角度で設置されていたのです。みんなそれに向って仕事をしていたのでした。 ハイテクだ。なるほど。これなら向かい合って座っているデスクの人たちの顔を見わたせながら仕事が出来る。 コミュニケーションが大事ですからね。 その効果もあってか、この部屋の人たちはみんな友達同士の様に仲がよいのでした。 日本の会社も見習いましょう。 それから私はコントラクトの係りの部屋に連れて行かれ、初老の婦人にとても丁寧に 説明してもらいました。彼女は登録書に関することだけではなく、わたしが危険な目 に会わないように 親切に危険をさけるための忠告をしてくれました。 なかなか勉強になってありがたい言葉でした。 1.道を歩いていて声をかけられたときは返事をしてはだめ。それが一番よい対処の 仕方。 2.メトロの中でちょっかいだされたら黙って次の駅で車両を乗り換えること。 (悲鳴をあげて、モデルのこが殴られたことがあったそうだ。) 3.歩いている時など、私はモデルよという意識をしてはだめ。逆にモデルではあり ません、と意識する必要がある。 4.危険にさらされたり、何かあったらすぐにエージェントに電話する。そしたら、 迎えに行きます。 特に2のこの忠告はとても興味ぶかい。危険をさけるためにはとても的を得た忠告だと思いました。 この忠告のおかげで私の普段の服装はとてもラフでちょっとだらしないぐらいな着こなしになりました。 そのほ、が楽なのでよかった。 モデルらしくというのはどういうものか分からないけど、気分はよく分かります。 普段からウォーキングに気をつけたり、それなりの自覚と配慮があるものなのです。 とても感謝しましました。そんなこんなでサインをする契約書は注意深くいったんもちかえりることにしました。 それから私はみんなに別れを告げ、日本のお土産をMiss−Kとデスクで一番えらいMR-Bに渡しました。 Miss−Kはあのラッピングした日本画のコースター。MR-Bには 下北沢でみつけた紙で出来た金色の大きなセンス。私がみごとにと広げ大きな形にしてから渡すとみんなあっと驚きまし た。これか特に喜ばれました。よかった。 帰りはお散歩しながらメトロで帰りました。
----ようべ a.k.a YOKO AYUKAWA

写真

Photo01 エージェントの周辺
Photo02 
メトロの中の様子を隠しどり
Photo03 
お気に入りのショット部屋の机、買ってきたお人形と友達のちえにプレゼントされたミッキー

 



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